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5月19日:シード手術見学

[9:00-] シード手術の見学

 前立腺がんの小線源治療(シード治療)の手術に立ち会う。
 この治療は、前立腺に小さなん永久放射線源をたくさん(60個程度)埋め込む放射線治療の一種。いったん埋め込まれた放射線源は死ぬまでそのままになる。埋め込みは数十本の針を刺して行う。手術は2時間程度で終わった。
 医学物理士は前立腺内のどの場所に何個の放射線源を埋め込むかを決める仕事をする。放射線量を自動計算してくれるソフトウェアを使って治療計画を立てる。

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5月14日

[8:00-] キャンサーボード参加

「キャンサーボード」とは各科の先生方が集まって、あるがんの症例について今後の治療方針を話し合うミーティングでした。専門用語は分かりませんが、がん治療は各科の先生の力を合わせた総力戦なのだということがよく分かって面白かった。ただ、開始時間が異常に早い。各先生方は9時から外来なのでこの時間しかないのだろう。

[午前] 保険・年金関係の書類を完成させ人事課に提出

[13:00-] 医学部の学生に対する基礎物理の講義に参加

医学部の学生は大学入試に物理を取らずに入学してきた人が多いので、物理が苦手(?)な感じ。「放射線とは」「放射線が人体に与える影響」のような内容。

[14:00-] 医学物理士のFさんに放射線治療計画作成とデータ転送の流れを説明してもらう。非常にわかりやすかった。アメリカではもっとシステマティックに行われているそうだ。

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分野を変えました

 突然ですが、専門分野を素粒子論から「医学物理学」に変更しました。この5月1日から東京のJ大学の放射線治療分野の助教として勤務しています。 「医学物理学」はまだ日本ではなじみが無いですが、主に放射線治療にかかわる物理学で欧米では物理学の一応用分野として認知されています。

 このJ大学のポジションは、アメリカのセントルイスにあるワシントン大学の医学物理レジデント研修に2年間行くことが前提となっており、この7月から現地で研修を始める予定です。自分にとっては医学物理の本場で勉強できる機会が与えられることはすごく幸運なことだと思っています。

 今月から渡米までは、放射線治療の見学をしたり医学物理学の講義を受けたりして、日本の放射線治療の現状を見る予定でいます。

日々新しい知識を吸収している毎日で、結構楽しんでいます。ただ、久々に経験する東京の朝の満員電車にはうんざりです。 

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