セントルイスに着きました

 7月29日にアメリカ・セントルイスにやっと着きました。当初は6月末に渡米予定でしたが、丸々一ヶ月遅れの渡米となりました。今までの流れは
 
 7月13日:ワシントン大学からI-797などの書類が届く
 7月14日:東京のアメリカ大使館で面接を受ける
 7月18日:ビザ付きのパスポートが帰ってくる
 7月21日:渡米日時を決めて航空券を手配する
 7月23日:航空券の入金
 7月25日:新潟へ行き、大学院時代の恩師らと夕食
 7月26日:山形の実家へ帰る
 7月29日:成田空港から渡米

のようなものでした。またしばらく帰れなくなる日本をゆっくり楽しむ、なんて事は残念ながらできませんでした。でも久しぶりに会う人たちに会えたので良かったです。

 セントルイスは日本より湿気が無くて、そんなに暑くもなくて過ごしやすいです。でも、こちらの人によると今年の夏は平年より湿気が無く、涼しいんだそうです。本当のセントルイスの夏はこんな生半可なものじゃないようです。

 やはりアメリカの町はスケールが違います。例えば1ブロックの長さが日本やヨーロッパの町とは違って長い。一つの建物のサイズがそれだけ大きく、庭も広い。そして、皆が車を運転する。多分、町のサイズが車仕様なんですね。大学の近くにその名も"forest park"という公園が有るのですが、公園というよりは本当にも「森」にしか見えません。公園が始まる場所でセントルイスの町が終わり、そこから広大な森が広がっているようです。NYのセントラルパークより大きいらしいです。

 まずはアパートメントを探さなければなりません。あわよくば、車を買わないで生活しようと目論んでいるのですが(車を買うお金が無いんです)、そんな無謀なチャレンジはうまく行くでしょうか?幸い市内にMetroが2路線走っていて(大学)病院も駅の近くにあるので、それをフル活用すればなんとかいくかもしれません。あとはスーパーが近くにあれば。。どうでしょうか。

 さて、月曜(3日)から本格的にいろいろ始まるので頑張りたいと思います。

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5月19日:シード手術見学

[9:00-] シード手術の見学

 前立腺がんの小線源治療(シード治療)の手術に立ち会う。
 この治療は、前立腺に小さなん永久放射線源をたくさん(60個程度)埋め込む放射線治療の一種。いったん埋め込まれた放射線源は死ぬまでそのままになる。埋め込みは数十本の針を刺して行う。手術は2時間程度で終わった。
 医学物理士は前立腺内のどの場所に何個の放射線源を埋め込むかを決める仕事をする。放射線量を自動計算してくれるソフトウェアを使って治療計画を立てる。

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5月14日

[8:00-] キャンサーボード参加

「キャンサーボード」とは各科の先生方が集まって、あるがんの症例について今後の治療方針を話し合うミーティングでした。専門用語は分かりませんが、がん治療は各科の先生の力を合わせた総力戦なのだということがよく分かって面白かった。ただ、開始時間が異常に早い。各先生方は9時から外来なのでこの時間しかないのだろう。

[午前] 保険・年金関係の書類を完成させ人事課に提出

[13:00-] 医学部の学生に対する基礎物理の講義に参加

医学部の学生は大学入試に物理を取らずに入学してきた人が多いので、物理が苦手(?)な感じ。「放射線とは」「放射線が人体に与える影響」のような内容。

[14:00-] 医学物理士のFさんに放射線治療計画作成とデータ転送の流れを説明してもらう。非常にわかりやすかった。アメリカではもっとシステマティックに行われているそうだ。

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分野を変えました

 突然ですが、専門分野を素粒子論から「医学物理学」に変更しました。この5月1日から東京のJ大学の放射線治療分野の助教として勤務しています。 「医学物理学」はまだ日本ではなじみが無いですが、主に放射線治療にかかわる物理学で欧米では物理学の一応用分野として認知されています。

 このJ大学のポジションは、アメリカのセントルイスにあるワシントン大学の医学物理レジデント研修に2年間行くことが前提となっており、この7月から現地で研修を始める予定です。自分にとっては医学物理の本場で勉強できる機会が与えられることはすごく幸運なことだと思っています。

 今月から渡米までは、放射線治療の見学をしたり医学物理学の講義を受けたりして、日本の放射線治療の現状を見る予定でいます。

日々新しい知識を吸収している毎日で、結構楽しんでいます。ただ、久々に経験する東京の朝の満員電車にはうんざりです。 

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